世界を救う読書

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いつまで「日本はもう財政破綻する!」商法に引っかかるのか。

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突然ですが質問です。

「日本はもうすぐ財政破綻する!」とよく言われますが、それを実感している方はいらっしゃいますか?

不景気とか、日本の衰退とかの話ではありませんよ。

 

「手持ちのお金が紙くず同然になった!」

「空港で日本円を外貨に両替しようとしたら断られた!」

「給料がドルで支払われるようになった」

 

とか、そういう「日本円を持っていても仕方ない。早く処分しないと!」というような状況です。

 

無いですよね?

そう、無いはずなんですよ。

 

ですが、もし本当に経済学者とかアナリストとかが言うように「もう日本は明日にでも財政破綻する!」などという状況であれば、一斉にみんな日本円を処分し始めるはずです。

財政破綻したギリシャがそうだったように、そんな事が起こっていたらニュースで取り上げられてパニックになるはずです。

 

しかし、そんな事はちっとも起こっていません。

そもそも「日本が財政破綻する!」と言っている人達が本当にそう信じているのなら、彼らがそういった事を主張する書籍の印税や論説掲載料をドルやユーロで貰うはずです。「日本円なんか信用できるか!」と。

あるいは、日本を飛び出して海外へ移り住むはずです。

しかし、彼らはそんな事はしません。

 

散々「日本は破綻する!!」と煽っておきながら、彼らは日本円でギャラを貰い、それを貯金したり投資したりして運用し、安穏と高級住宅で暮らしているのです。

彼らが言う「今にも破綻しそうな日本のお金」で。

おかしくないですか?(笑)

 

財政破綻するのは間違いないから、運用して備えろ」とかいう人もいますが、これも完全に意味不明。

もし本当に日本という国家が財政破綻したら、日本円は全て紙くずになります。どれだけ運用したり貯蓄したりして何億円、何兆円溜め込んでも全て無価値。紙くずです。

そんなお金を運用して何になる? 早くドルに変えて海外へ移り住め! 本当に財政破綻を信じるなら、それが正解のはずです。

 

結局、これらは全て“本当は彼ら自身が日本が財政破綻するとはちっっっっとも思っていない”ことの証明です。

 

あるいは、自分は煽るだけ煽っておいて「後は誰かが何とかするだろう」と高をくくっているのです。彼らは結局日本という国の財政について真剣に考えたことなどなく、ただ


「そうやって言っておけば取材などでお金が貰えるから」


とか


「そう煽って自分と関係の金融会社に運用させてマージンを貰おう」

 

と、商売的な動機で財政破綻を煽っているに過ぎません。


何せ「多くの人がそう言っている訳で自分だけが言ってる訳じゃない」ですし、未来永劫財政破綻しなくても「今年こそ破綻する。もう破綻する。明日にも破綻する」と言い張り続けられるのですから。


そう、これは

「日本は財政破綻する!! で丸儲け商法」

なのです!! m9(゚Д゚) ドーン

 

では、なぜその「財政破綻する商法」がまかり通るのか。

実はそれは「お金という物が何なのか」について大いなる誤解をしているからです。

その誤解につけこまれているのです。

 

という訳で、次回はそのお金とは何なのかという話をできるだけ分かりやすく説明したいと思います。

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆。

 

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