庶民のおばちゃんの方が東京大学名誉教授よりも「災害」という現実を理解している
さて皆さんご存知の通り、この週末関東〜東北地方に台風13号が接近・上陸する予想です。
先月西日本を襲った台風がもたらした大災害の記憶に新しい中、猛烈な雨風をもたらす可能性のある台風というの上陸に、進行予想コース周囲の住民は戦々恐々としているようです。
テレビやネットのニュースを見ると、その話題が一番ホットになっていますが、とあるN◯Kニュースの中でインタビューに応えていた“いわゆる普通のおばちゃん”が
「西日本の豪雨とかを見てたら、もう何が起こるか分からん。
今までは想像できなかったとか、そんなのばかりだ。
(身を護るために)やれることは何でもやっておく。」
と仰っていました。
いや、もう全くもってその通りでございます。
以前の投稿にも書いたように、私は先月の西日本豪雨の時に福岡に帰省し、とんでもない目に遭いました (急用ができたのでたまたま帰省したのです。狙って帰ったのではありませんよ(笑))。
最近の異常な気温もそうですが、ここ数年の気象状況は今までの経験が通じないほどの出来事が次々に起こっています。
国民の命や地域を守るためには「やれることは何でもやる。」つもりでなくては、この国難は乗り切れません。
が、しかし。
これに反対の意見を述べる人が世の中にはいるのです。
どういう反論かと言うと
「日本は財政赤字だから公共事業なんてやるお金はない。
自然災害を言い訳にして支出を増やしたら、日本は財政破綻してしまうぞ。」
だそうです・・・。
つまり「日本は財政難なんだから防災に回すお金はない。それで人が死んでも仕方ない。」と言っているのです。
この発言をしているのが誰であろう
です。
お、恐ろしい・・・。
“国立大学”であり、日本の最高学府でもある東京大学。
その名誉教授であり、なおかつ財務省の財政のあり方を審議する会の会長である人が
「国民の命よりカネが大事!!! カネ、カネ、カネ!!
国民が死んでも知らんわ!! カネがないんだわ!!!」
と主張しているのです。
この吉川氏の主張に対しては、下記のサイトにて中野剛志氏が素晴らしい反論を掲載していらっしゃいますので、興味がある方には是非ご覧ください。
そもそも自国通貨建ての国債を運用している日本政府が破綻することなど、理論的にあり得ません。
それどころかいわゆる“異次元金融緩和”により、政府が返済しなければならない借金は猛烈な勢いで減っています。
日本の借金1,000兆円超えなどと言いますが、その40%以上は日本政府の子会社である日銀が保有しているため返済する必要などありません。
そんな中でなぜ国民の生命を危機にさらしてまで、財政を健全化させなければならないのか?
さらに言えば、吉田名誉教授は
「デフレが収束し経済成長が回復すると、ただちに政府の利払い負担が国税収入を上回る可能性が高い」
とまで主張しています。
つまり「日本はデフレを収束させてはならないし、経済成長させてはならない」と言っているのです。
何なんでしょう。
あまりに頭が良すぎて逆に一般国民には理解できない
ということでしょうか?
いや、違うでしょうね。確実にwww
勉強部屋と自分の思想にこもってしまい過ぎたため「災害」という現実が見えなくなっているのでしょう。
オンラインゲームにはまっている小中学生と同じレベルなのですよ。結局。
経済学者、その中でも主流派と呼ばれる新古典派経済学者は口を開けば
「日本は財政破綻する! もう明日にでも破綻する!」
「公共事業反対!!」
と主張しますが、財政破綻を避けるために必要な公共事業を削った結果、国民が死んでも構わないということでしょうか。
国家の果たすべき役割とは何か?
そして、そもそもお金とは何のためにあるのか?
私達国民自身がそのことをもう一度考え直さなければならない時が来ているのではないでしょうか。
今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆