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消費増税論者の新説のバカバカしさをドラクエでたとえてみた。

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来年10月に引き上げられることが“予定”されている消費税。

このブログでは何度も書いていますが、私は消費税は上げるべきではないし、そもそも2014年に8%に増税したことが間違いであり、5%に戻すべきだと考えています。

前回増税の影響がいまだ強く残っており、前年度のGDPデフレーター(物価指数)の上昇率はたった0.1%。デフレ脱却からなんて夢の話という状況。その上、例の働き方改革によって5兆円規模の残業代減少、そして東京五輪による特需終了による景気減退が来年度には控えている訳です。

 

こんな状況で消費税を増税するなんて「どうかしてる」としか思えないのですが、消費増税を支持する人は色々な新しい説を考え出して、何が何でも消費増税を実行したいようです。

その中でも耳を、いや目を疑うような消費増税推進論が毎日新聞に掲載されたようです。

 

 

もう、色々意味が分からないのですが・・・。

このエコノミストさんとやらが言いたいことを一言でまとめると

 

「前回の消費増税の時はインパクトが大きかったから良くなかった。でも今回は教訓を生かして、影響が少なくなるように対策考えてるから、消費増税しても大丈夫!!」

 

だそうです。

ちょっと意味が分かりません。

意味が分からないので、分かりやすくドラクエ3で例えましょう(笑)。

 

たとえて言うなら、今の日本の状況はラスボスの“ゾーマ”にレベル25くらいで挑んでるようなものなんですよ(普通にクリアするにはレベル40位必要)。

そのレベルで戦いがいざ始まるといきなり

 

ゾーマの攻撃! 痛恨の一撃!! (←これが8%に上がった時の消費増税)

勇者(←日本経済)は150のダメージを受けた!

勇者のHPは残り50。 どうする?

 

こういう状態なんですよ。

この時にやるべきことって、常識的に考えてまずHP回復ですよね。ベホマですよ。ベホマ!

でも、このエコノミストさんが言っているのは

 

「いや、さっきの攻撃はたまたま運が悪くて痛恨の一撃を食らったからいけなかった。でも2回も連続で痛恨の一撃が出る可能性は低い。それにさっきスクルト(防御力アップの呪文)使ったから大丈夫!! たたかう!」

 

ということなんです。

 

いや、そういう問題じゃないだろww

レベル上げて(=GDPを成長路線に乗せて)から戦えよww

せめて先にHP回復させろ(=増税の影響を終わらせる対策とれ)ww

 

そんなんじゃ、何回やってもゾーマには勝てませんよ! やられる度にお金が半分になりますよ! (ドラクエでも全滅すると持ち金が半分になるペナルティがあるんです)

※ごめんなさい。このたとえに深い意味はないのですが、何かあまりにバカバカしい記事だったんでこっちもバカバカしくしようかと(笑)。

 

本当バカバカしい限りで開いた口が塞がらないのですが、こんな事を真面目に考えて、毎日新聞が取り上げているのです。

記事の中で「私たちが考えるべきは、14年になぜインパクトが大きくなったかという点である。」とか言っていますが、完全に論点を間違えています。というか、むしろわざと論点をずらそうとしています。

私達がもう一度考えるべきは

 

「そもそもこんな状況で本当に消費税を上げなければならないのか?」

 

です。

そして、その背後にある「日本の財政は破綻する説」が本当に正しいのかをもう一度しっかりと考え直すことです。

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆

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