内閣公認!? お天気で経済が変わる国ニッポン!
いやーもう笑うしかないですわ。マジで。
何がってこれですよ! (笑)
内閣府が14日発表した7─9月期国内総生産(GDP)は季節調整済み年率マイナス1.2%になったのですが、それに対する内閣府の分析というか言い訳が
個人消費は前期比マイナス0.1%と落ち込んだ。宿泊や外食、旅行などが減少しており、内閣府では、自然災害の影響で外出が控えられた可能性があるとしている。
GDPを受けて会見した茂木敏充経済再生相は、マイナス成長について「自然災害による工場や空港の閉鎖、海外からの旅行客の減少など一時的要因が寄与した」
どうですか、これ。
結局これって平たく言うと
7−9月の経済が悪かったのは天候が悪かったから
だということです。
もう本当にアホかと。
冷夏だったら「エアコンやビールが売れなかったから」と言い、酷暑だったら「暑くて国民が外出しなかったから」と言う。
暖冬だったら「暖房器具が売れなかった」と言い、極寒だったら「雪がひどくて交通網に影響が出たから」という。
これはもうアレですよ。中学生や高校生が
雨が降ってたから遅刻しました
と言い訳するのと同じレベルです。
これが進めば、経済悪化の原因を
「去年はピコ◯郎の歌が流行って経済効果があったけど、今年はピ◯太郎がウケる曲を作れなかったから」
「今年は任天堂もPlaystationも新機種を出さなかったから」
とか言い始めますよ!
今は「そんなアホな」と思いますが、5年後には本当にそんなこと言ってるかもしれないという一抹の不安が・・・(´・ω・`)
この災害大国ニッポンにおいては自然災害が起こって当たり前です。もちろん自然災害が起こって欲しいという意味ではなく、最悪の場合を想定するのが国家だということです。
百歩譲って自然災害や悪天候により経済が悪化したとして、「だから国土強靭化を図ります」というなら分かるのです。ところが茂木敏充経済再生相が言っているのは
「各種政策の効果もあって、民需を中心とした景気回復が期待される」
などと言っている訳です。言い方はいかにもちゃんと考えてる風に言っていますが、これって結局
「いろいろ頑張ってるから、多分これからは大丈夫だと思うよ。知らんけど。」
と言っているのと同じなのです。だって、具体性がないんですから。
しかし、実際に日本国民は、2014年9月、2015年9月、2016年9月、2017年9月、2018年9月と、5年間も連続で実質消費を「対前年比」で減らしています。
5年もの間、安倍内閣は何も手を打たなかった。あるいは打ったかもしれないけど、実効性は全くなかったと評価されても仕方ありません。
「何もしなかった訳じゃない! 安倍内閣が頑張ったからこの程度で済んだんだ!」とか言う人がいるかもしれませんが、政治の世界でそんなことを言っていても仕方ありません。だって、実際に成果が出ていないのですから。
政治の世界は結果が全てなのです。言い訳無用!!
天気や自然のせいにする暇があったら、それに負けないような強靭な国土を作るべく少しでも具体的な対策をしろ! としか言いようがありません。
今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆