ジャッキー・チュンの会場での逮捕劇。中国の監視社会の闇。
タイトルを見てジャッキー・チェンと思いましたか?(笑)
惜しい! 残念!私もそうかと思ったのですが、ジャッキー・チュンという香港の歌手でした(笑)。
さて、そのジャッキー・チェンならぬジャッキー・チュンがなぜ話題になっているかというと、中国での有名歌手ジャッキー・チュン氏によるコンサートの会場で、監視カメラの顔認証によってこれまでに60人もの犯罪容疑者が逮捕されたんだそうです。
中国の監視社会化
私も何度か中国へ行っていますが、本当に今は監視がすごいです。
入国する時に指紋と顔写真を取られますし、私も中国に行った時にコンサート会場へ行ったことがありますが、中国では街中だけでなくそのような大勢が集まる場所やイベントでは会場でも必ず監視カメラが設置されています。
記事にも書いてありますが、中国では治安対策などを理由に監視カメラが全国のあらゆる場所に設置され、その数は1億7000万台とも言われていて、その多くは個人を特定するためのAIによる顔認証システムと連動しています。
現在のAIの顔認証技術は本当に凄まじく、実は認識の精度ではとっくに人間の監視を超えているのです(髪型を変えたり、サングラスを掛けたりといった変装も見抜かれてしまいます)。
もちろん、そのお陰で中国ではテロが起こらないという利点もあるんですが、安全と引き換えにどこに行っても監視されている社会というのはどうなんでしょうか・・・。
しかも安全と言っても、"あの中国"ですから「民主的な活動をした」とみなされれば"中国共産党"にとっては危険分子とみなされてしまいます。そうすればどうなるか・・・恐らくみなさんも想像はつくのではないでしょうか?
ちなみに、中国の監視社会具合は監視カメラや指紋採取だけではありません。
日本ではPayPayなどで話題になっている「キャッシュレス化」、これも個人の金銭の流れを監視するという意味では立派な監視社会システムの一つなのです。
最近「日本はキャッシュレス後進国」などと揶揄されますが、キャッシュレス化を進めるということは一方で"便利のために個人情報を売る"ということであり、政府による監視を推進しているということでもあるのです。
「安全の代償に監視される中国人」
「便利の代償に監視されたがっている日本人」
果たしてどちらが幸せなのでしょうか?
今回はちょっと短めかな?(笑)
今日で仕事納めの方も多いと思いますが、2018年もあと少し。頑張っていきましょう!(・∀・)