世界を救う読書

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カルロス・ゴーンの誕生日に逃亡先のレバノンが財政破綻

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今日、3月9日は元日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏の誕生日だそうです。

そのゴーン氏が逃亡先に選んだ中東の国家レバノン財政破綻しました (笑)。

いや、笑い事じゃないですしゴーン氏の逃亡とも何の関係もないのですが、「カルロス・ゴーン、“持ってる”な・・・。」と思ってしまいました。

中東の小国レバノンのディアブ首相は7日、まもなく償還期限を迎える12億ドル(約1260億円)の外貨建て国債について、支払いを延期すると表明した。経済の低迷や放漫な歳出で長らく財政危機に陥っていた。政府は債務再編による財政再建を目指すが、すでに破綻寸前の経済や政治混乱がさらに悪化する恐れがある。

 

すごい誕生日プレゼントだなと思いますが、問題はそこではありません。

恐らくこのレバノン財政破綻をもって「レバノンは政府債務が国内総生産GDP)比で170%に達して破産した! 200%を超える日本も破産する!!もうすぐにでも破綻する!!」と騒ぎ出す人がいるだろうということです。

 

もしテレビや新聞などでこの手の話をするコメンテーターがいたら気をつけて欲しいのは

 

レバノンの債務は“外貨建て”。日本は“自国通貨建て”」

 

だということです。

 

日経の記事にもあるようにレバノンは1990年まで続いた内戦後、復興のために多額の資金を外国から借り入れました。ざっくばらんに言えば、個人が金融会社からお金を借りるのと同じですから、返済できなければ普通に財政破綻します。当たり前。

しかし、日本の場合は自国通貨である日本円での債務です。そして日本政府は日本円を発行する権限があります。自分が発行できるお金で借金を抱えて破綻するなどということは、どう考えてもあり得ません。

 

という訳で、「レバノンが破綻したから日本も破綻する!詐欺」にご注意を。 

ちなみに日本が財政破綻しない理由については以前こちらでも取り上げました。良かったこちらの記事も合わせて御覧ください m(_ _)m 

  

今回は比較的短くまとめられたかな?

最後までお読み頂きありがとうございました😆

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