世界を救う読書

ビジネス書から文芸書までさまざまな本を通して世界の見方を考えるブログ

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

そもそも「高度プロフェッショナル」って何やねん。横文字でごまかすな。

さて、タイトルから怒り爆発モードで失礼しました(笑)。 本当に「揉めに揉めた」のか。 それとも「揉めに揉めた」風を演出して実はただの演出だったのか知りませんが、働き方改革関連法案が可決されましたね。 今日はこれに関して2つほど意見を述べさせて頂…

福沢諭吉の解説が鋭すぎる!! ビシビシ来るぜ。YUKICHI FUKUZAWA!!!

昨日福沢諭吉について書かれた書籍についてのレビューを投稿しました。 今回はその続きです。 経済に関する知識についての福沢の説明がとても分かりやすかったので、折角なんでシェアしておこうと思った次第です。 引用したい言葉はいくつもあるのですが、と…

「学問のススメ」のススメ!

さて、今日の投稿は読書レビューです。 お題は 小浜逸郎著「福沢諭吉 しなやかな日本精神」 です。 まず、この本をお勧めするのは二通りのタイプの方です。 1つめは「幕末/明治維新に興味がある人で、なおかつ通り一遍の解説ではない多角的な見地から、その…

食費が高くちゃ日本の文化も守れない。

※思う所があってちょっとタイトル変えました(27日10時30分)。 私はこのブログでよく経済ネタを投稿しますが、正直言うと経済ネタよりも文化系の話の方が好きなんです。どちらかと言うとお金絡みのギスギスした話は好きではないタイプです。 そんな私が何でこ…

自分たちの生活に関わる「効率性」と「生産性」の意味を間違えるな

「生産性」と「効率性」。言葉は似ていますが意味は全然違います。 大した違いじゃないと思うかもしれませんが、これを混同すると実にややこしいことになります。 例えば、竹中平蔵氏が「高度プロフェッショナル制度」について発言したようです。 曰く 「時…

経営や投資の専門家こそが国家経済を混乱させる

今日皆さんにお伝えした事は 「経営と国家経済は全く別物。経営や投資の専門家に限って、国家経済のことは全く分かっていないので信用しないでください。」 ということです。 中央省庁や政府系金融機関など対するコンサルティング業務に従事しているそうな…

1分でわかる「経済学者が財政破綻を望む理由」

昨日の投稿で 「日本政府は日本円を発行する権利があるから、日本が財政破綻することはあり得ない」 と書きました。 恐らくこれを見て頂いた人の中には「あなたの言いたい事は分かった。でも、じゃあ何で経済スペシャリスト達が財政破綻すると言っているのか…

10秒でわかる日本が財政破綻しない理由

このブログでは何度も書いてますが、日本が財政破綻するということはあり得ません。 今日はこの理由を10秒で説明しようと思います!! (笑) では早速スタート!! 日本の借金1,000兆円とか言いますが、私達国民が借りている訳ではありません。 ↓ お金を借りるの…

いつまで「日本はもう財政破綻する!」商法に引っかかるのか。

突然ですが質問です。 「日本はもうすぐ財政破綻する!」とよく言われますが、それを実感している方はいらっしゃいますか? 不景気とか、日本の衰退とかの話ではありませんよ。 「手持ちのお金が紙くず同然になった!」 「空港で日本円を外貨に両替しようとし…

難民・移民問題で揺れる欧州。指導者達が理解しない真因。

先日のイタリアにおける五つ星運動・同盟の連立政権樹立のドタバタに続き、ドイツでもメルケル首相が移民問題で追い詰められています。 なぜここまで事態が深刻化するのか。 それはやはりいわゆるエスタブリッシュメントと呼ばれる指導者層が、国民や民族、…

パリの惨状を見ても、まだ民泊を支持する覚悟があるか?

先日いよいよ「民泊」が解禁され、一部では「新たなビジネスモデルが生まれる」とか「ホテルビジネス2.0だ」とか騒がれています。 が、本当にそんな甘い物でしょうか? 民泊の本場と言えばヨーロッパ。 特に世界随一の観光立国であるフランスのパリがその花形…

世界で一番地震が起こる国。

ご存知の通り昨日大阪で震度6という大きな地震がありました。 私が住んでいるところは比較的距離があるので、一瞬グラっと来ただけで住みましたが、皆さんは大丈夫だったでしょうか? 3人も死亡者が出るほどの大きい揺れだとは最初思いませんでしたが、完全…

方針が骨太でも骨粗鬆症じゃ意味なくない?

何か「ぶっちゃけどうでも良いや」と思っている人が多いのか(笑)、あまりメディアで取り上げられていませんが、政府が「骨太の方針 2018」を閣議決定しました。 「骨太」と言い出したのいつからなのか思い出せませんが、経済政策に関する方針を内閣が決めた…

日本の閉塞感の原因は「ダブル・バインド」にあり‼

さて、今回は久々に書籍のレビュー記事です。 レビューするのは、施光恒著「本当に日本人は流されやすいのか」。 レビューを書く前に言っておきたいことはただ一つ。 この本、超おススメです!!!(笑) いや、レビューが長くなると書くの忘れそうなんで、先…

日本人社員のやる気が世界最低ランクだってさ。

ロスジェネ世代では幸運なことに、私は自分の趣味を活かせる仕事につくことが出来ました。もちろん、全てに満足している訳ではありませんが、「月曜日になると会社に行きたくなくて、電車に飛び込みたくなる」というような境遇では全くありません。 そんな私…

日本をデフレに突っ込ませたのは何か?

という訳で、昨日の記事でご説明したように私はいわゆる「ロスジェネ世代」ど真ん中でございます。 ちなみに、コトバンクによるとロスジェネ世代とは 日本のバブル経済崩壊後の超就職難の時代に学校を卒業し、就職活動をした世代。昭和40年代後半から50年代…

バブルの恩恵は受けられず、デフレの煽りが正面から食らった世代。

いきなり私事ですが、私の父は地方公務員でした。 今でこそ公務員と言えば安定した職業として人気が高いですが、昔は全くそんなことはありませんでした。 私は学生だったので知りませんが、それこそバブル期なんて民間企業にお勤めの方からは「え?公務員??マ…

私達が失われた20年で逃した所得は・・・・何と1◯円!!!!

失われた20年。 長いデフレ不況にあえぐ日本を指して言われる言葉です。ご存知の方も多いのではないでしょうか。まぁ、最早「失われた30年」と言った方が良いかもしれませんけどね…。 しかし、失われた20年で具体的に失われたものは何でしょうか?「停滞した…

経済学者は基本的に間違えている

私は大学で経済学を専攻しましたが、その時とある教授に注意(忠告?)されたことを今でも覚えています。 それは ・日経新聞は読むな (「日経読んだら馬◯になるからな」と仰ってましたが(笑)) ・経済学者の言うことを鵜呑みにするな。 ということです。 「経済…

デフレ経済によって得をするのは誰か。

昨日の投稿でデフレから脱却できないことの原因の一つは「日本がデフレになっている方が自分にとってメリットがある人がいるから」と書きました。今日はそのことについて少し書きたいと思います。 「デフレが自分とってメリットがある」というのは言い換えれ…

子供でも分かる「日本がデフレを脱却できない理由」

昨日の記事でインフレとデフレの違いについて整理しました。 そこで今回はそれぞれが元になる不況、つまりインフレ不況とデフレ不況の違いについて書いてみたいと思います。 インフレ不況とデフレ不況 昨日の書いた通りインフレとは「所得の上昇率以上の速さ…

インフレとデフレの違いを簡単に整理してみた。

ここ20年ばかり失われた20年とか言って、日本が長引くデフレ不況にあえいでいるということは、ニュースや新聞などを見られる方はよくご存知かと思います。 ですが、案外デフレとはどんな状態なのか、そしてその反対のインフレとはどんな状態なのかについては…

イタリア国債と日本国債の違いー今こそ黒田総裁が言うべきことー

昨日の記事で“共通通貨ユーロ”と“イタリア国債”によって、自分達の所得を自分達で自由にできない蟻地獄にはまってしまったイタリアの苦労について書きました。 今回はその続きみたいな感じになるのですが、一方で「日本の財政はどうなのか?」ということを書…

イタリア国債急騰。財政の主権は誰が持っているのか。

さて、混乱から一転。 シュセッペ・コンテ首相の組閣により、とりあえず混乱を脱したイタリア。 早速首相により所信表明演説が行われましたが、 新たに就任したイタリアのジュセッペ・コンテ首相が5日、議会上院で所信表明演説に臨んだ。経済政策について「…

厚労省大臣自身が分かってない“働き方改革”のツボ

引用記事とは直接は関係ないのですが、昨日たまたま昼食を食べながら食堂で見た国会審議の中で、加藤厚生労働大臣が次のようなことを言っていました。 「プライベートを充実させたりできるよう働き方を変えていくことで、労働生産性も上がっていくだろうと思…

デフレは物が安くなるから良いこと??

マクドナルドが再び日本市場において値下げに踏み切った。 以前会社の同僚が「デフレだと物が安くなるから良いんじゃないの?」と言っていたのですが、このようなデフレに対する誤認は結構あるようです。 なので、「なぜデフレがまずいのか?」を一度整理して…

保護主義が貿易戦争を引き起こすというのは都市伝説に過ぎない。

トランプ政権が保護主義的政策を次々と打ち出していることで、それに対応してカナダやEUが対米関税を引き上げたり、WTOに提訴する準備を始めるなど、活発な動きが見られます。 これについて、保護主義が貿易戦争を引き起こしているという論調で語られること…

子供の叱り方に見る日米差

写真と記事の内容は全く関係ありません(笑)。 写真は今日行ってきた、名古屋市の「有松絞りまつり」というイベントです。 江戸時代から続く古い家が残る、趣のある通りを散策して参りました。からっと晴れて、風通りもよく清々しい気持ちで過ごすことがで…

経営と経済は別物。経営者だから国民経済のことが分かるとは限らない。

経団連の次期会長となられる方がこのような発言をしてらっしゃるそうです。 消費税率については、経団連が将来的に税率10%超も「有力な選択肢」との見解を示しているが、中西氏は10%になっても、税率が高い欧州各国など「他の国々の水準からは遠い」と…

人口減少を移民で補うには約◯◯人の受け入れが必要。あなたは耐えられますか?

はい。という訳で、この記事にもありますように、2015年時点で前年比約5万5千人増の約39万人となり、前年の5位から韓国を抜いて4位にランクインしました。3位のイギリスは既にブレグジット以降移民減少の傾向にあるので、2017年にはイギリスを抜き去り…

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