世界を救う読書

ビジネス書から文芸書までさまざまな本を通して世界の見方を考えるブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

なぜ日本人は一生懸命働くのか? 山本七平「日本資本主義の精神」

「日本人は勤勉だ。」こう言われて否定する人はいない。「日本人と言えば勤勉。勤勉と言えば日本人。」であり、「社畜」「ブラック企業」という言葉がはびこるのも、この日本人の勤勉さゆえと言っても過言ではないだろう。むしろそれだけ”奉仕する心”を持つ…

宿命に立ち向かう人間の美しさを描く、NHKドラマ「カムカムエブリバディ」。

自他ともに認める”三度の飯より読書好き”の私が珍しくNHKの連続テレビドラマを毎日観ている。我ながら驚くべき事実である(笑)。そのドラマの名は「カムカムエブリバディ」。 今作の特徴は何と言っても主人公が祖母(上白石萌音)、母(深津絵里)、孫(川栄李奈)…

アインシュタインはなぜバイオリンを弾いたのか?脳と音楽の不思議な関係

世界中の誰もが知る物理学の天才アルバート・アインシュタイン。 だが、彼がヴァイオリンの名手だったことを知る人は意外と少ない。アインシュタインはバッハやモーツァルトなどのいわゆる”クラシック音楽”を非常に好み、ヴァイオリンの演奏もかなりの技術だ…

覇権戦争からは誰も逃れられない。荒れ狂う世界を知る上で必読の書、中野剛志「変異する資本主義」。

経済産業省の現役官僚であり、評論家でもある中野剛志。 この人の放つマジックはいつも私を困らせる。 そのマジックとは、どんな本でも「タイトル」「目次」「まえがき」「あとがき」をチェックしてから買う私だが、”中野剛志”という名前が書いてあれば、自…

浜崎洋介著、”批評の神様”小林秀雄の『人生』論は直観を信じる人生哲学だ。

”批評の神様”の異名を持つ昭和を代表する批評家、小林秀雄 (1902年誕生。1983年没)。 今では当たり前となった(美術や音楽、文学など)何かの作品を”批評”するという行為を、日本語による近代的スタイルとして確立した人物である。文学に多少なりとも興味があ…

ブログ更新が月イチになった理由。文字を書くことへの恐れと超克。

皆さん、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。 はい。という訳で2021年が終わり、2022年を迎えました。 本当に「やっと2022年になった」というのが私の率直な気持ちです。 個人的な話で恐縮ですが、2021年は本当に辛い一年でし…

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