世界を救う読書

ビジネス書から文芸書までさまざまな本を通して世界の見方を考えるブログ

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

移民問題。なぜ欧州が犯した失敗を日本は繰り返そうとするのか。

先週の報道ですが、政府が外国人労働者の受け入れ拡大に向けた新たな在留資格の創設に関し、対象業種に外食・サービスや製造業などを加える考えを示したそうです。 「新たな在留資格制度を創設する」と遠回しなことを言っていますが、要するに 外国人が容易…

科学の価値を"金勘定"でしか測れない日経新聞に「科学の意義」を語る資格はない。

以前の記事でILC(International Linear Colider/国際リニアコライダー)という科学技術分野の国際的巨大プロジェクトが日本に誘致される可能性が高いことを書きました。 どういうプロジェクトかと言いますと・・・ “国際リニアコライダー(ILC)は、49の国と…

ラジオ番組「安部礼司」リニューアル不評の原因。日曜の黄昏時に大人が求める物語とは?

皆さん、「NISSAN あ、安部礼司 〜Beyond the Average~」というラジオ番組をご存知でしょうか? TOKYO FMをはじめ、JFN37局で放送されているラジオ番組です。 内容をざっくり説明すると この物語は、ごくごく普通であくまで平均的な43歳の安部礼司がトレンド…

お通じ改善ヨーグルト"毎朝爽快"が20年以上の苦しみから救ってくれた!(かも)

ちょっと今日はいつもと大分系統の違う投稿を致します。 それは私が20年以上私が苦しめられてきた悩みから、つ、遂に解放されたというお話です。 その悩みとは お通じの悪さ です!ドーン!(・∀・) こんな話をブログで投稿するのもどうかと思ったのですが、…

人生を情報に変え、その情報を収益に変換するSNSの恐ろしさ。

先日友人との会話の中でFacebookの思い出告知機能の話になりました。正確な名称は分かりませんが、 「あなたは三年前にこんな事をやっていました」 などと、過去の投稿を引用して「思い出」を教えてくれる、それはそれは有難い機能です(笑)。もちろん皮肉…

同じ仕事量を抱えていても「充実している人」と「疲れ果てている人」の違いを考えてみる。

つい先日隣の家に住む六歳くらいの男の子が母親と会話しているのをたまたま聞いたのですが、その時にその子が 「最近僕も忙しいんだよね」 と言っていました。 「その歳で忙しいって(笑)」と思わず吹き出しそうになりましたが、その子はその子で色々な事情が…

TOEICも英検も受けたことのない私が、3日間外国人客と接して思ったこと。

自慢でも何でもありませんが、私は英検もTOEICも受けたことがありません。 ましてや英会話も習ったことがありません(* ̄^ ̄)エッヘン! 手持ちの武器は中学、高校で習った単語力・文法力、あとはNHKのビジネス英会話を“年に数回”聞いているリスニング能力…

人口減少による生産性&収入アップのシナリオを移民によってわざわざ崩壊させるな

あまり知られていませんが、WEF (World Economic Forum)の調査によると、日本人労働者の質の高さは世界第4位にランクインしています。 堂々たる世界トップレベルです。 しかし、その一方で1人当たり労働生産性はOECDに加盟する35カ国中で20位、先進7カ国の中…

ブラタモリ「関門海峡」特集で知った。「当たり前の物」を作り上げることの難しさ。

さて、突然ですがみなさん「ブラタモリ」というNHKの番組をご存知でしょうか? 私と同郷であるタモリさんが日本全国の街や地域を歩き、その土地の歴史や「なぜその土地が今のような形になっているのか?」を解き明かす旅番組です。 今回は今週、先週と2回にわ…

アニメ「BANANA FISH」で考える。安易なラベル貼りが人間の思考を殺す。

最近めっきりアニメを観る機会が減った私ですが、久し振りに毎回欠かさず観ているアニメがあります。 その番組とは、フジテレビ系列で木曜日の深夜に放送されている「BANANA FISH (バナナ・フィッシュ)」。 私が学生時代にはまった漫画が今年ようやくアニメ…

ネガティブ思考で人付き合いの苦手な私が実践している社会を生き抜くための3ヶ条

ちょっと今日はいつもと雰囲気を変えたネタで攻めてみます。 自分の中でのまとめノート的な意味も兼ねて、いつか書こうと思っていた オタク気質で人付き合いが苦手な私が、会社員としてそれなりに認められ、それなりの実績を築くために心がけていること です…

熱中症の恐怖から子供を守るお金をなぜ渋る。

「暑い!!」が口癖になるほどの暑いですね それ程までに暑い! いや、むしろ熱すぎる!! テレビなどでも毎日騒がれていますが、この暑さはもはや命の危険を感じるレベルだと思います。 実際、ご存知の方も多いと思いますが、先日愛知県豊田市で小学一年生が…

日欧EPAとTPPという自由貿易の欺瞞を15秒で説明する

TPPにしろ日欧EPAにしろ、私は自由貿易協定というものを全く信用していません。 今回はその理由15秒で説明しようと思います。 では、スタート!! もしある国が本当の自由貿易協定を批准するとしたら、その批准書の長さは3ページくらいで済む。すなわち、 ・…

「国民の命よりカネが大事」。それが今の日本の方針だ。

死者が210名を超える大災害となった西日本豪雨。 身内の不幸があった都合で、たまたまこの西日本豪雨の最中に居合わせた私にとって、「記録的災害」という一言で片付けるには重すぎる経験となってしまいました。 今回の災害の原因は言うまでもなく自然です。…

インフレ目標とは“インフレ率の上げること”が目的ではない。

先日とある経済アナリストの方が、日本政府と日銀が掲げる「インフレ目標2%」という政策に関して反対をしてらっしゃいました。 今回はそれに対する考察をすることで、そもそも 「なんでインフレ目標を掲げるのか?」 「経済の目的とは何か?」 を考えてみたい…

文字とイチゴとテクノロジーと。

さて、往年の平松愛理の名曲「部屋とワイシャツと私」のようなタイトル始めてみました(*´∀`*) 若い人知らないかな…。気になったらググってください(笑)。 しかしいつものように、そんなタイトルのお洒落感とは一切無縁の、がっつり濃くて深い内容でお届…

私がDA PUNPのISSAを舐めてた理由 〜ステレオタイプとの対峙〜

昨日の投稿で私がDA PUNPとISSAを舐めていたことを書きました。 今日はその続きというか 「なぜ私がISSAを舐めていたのか」 の理由ついて書いてみたいと思います(*´∀`) そして、その理由が私個人に限った話ではなく 「人間が社会の構造を理解する上で非常に…

DA PUMPの“U.S.A.”を観て思う〜U.S.A.がウケる社会心理〜

たまにはちょっと肩の力を抜いたような話も良いかと思いまして、今日はこちらを取り上げたいと思います。 そう。皆さんご存知、巷を賑わせているDA PUMPの名曲「U.S.A.」です(笑)。 これを最初に聴いた時の私の印象は 「く、くだらね〜〜〜!!」 でした(笑)。…

池上彰氏でさえ間違える「お金とは何か?」

誤解がないように最初に書いておこうと思うのですが、私は池上彰さんのことは尊敬しています。 テレビで目にする池上さんの豊富な知識と経験、相手がどのような人でも臆することなく切り込んでいく鋭さ、そして何より複雑なことを出来る限り分かりやすく説明…

日本人なら知っておいて欲しい!! 世界を牽引する超巨大プロジェクト「インターナショナル・リニア・コライダー」

突然ですが質問です。 「インターナショナル・リニア・コライダー」という言葉をご存知でしょうか? どこかのゲームに出てくる必殺技のようですね。 「必殺!! インターナショナル・リニア・コライダー!! ∂-_-)=○○○)))))))☆」 的な。 残念ながら全然違います…

「災害すらもコンテンツ」としか考えない日本のメディア

今回の西日本豪雨の最中、現地にいた私にとってテレビが主要な情報源でした。 ただ、そのメディアの報道の中で気になることがありましたので、今日はその事について書いてみたいと思います。 本来のメディアの役割とは、日々世界に溢れる情報を収集し、整理…

西日本災害の渦中で「道路」を考える

私九州で生まれ育ち、就職を機に本州へとやって来ました。 そんな私が初めて本州に来て驚いたことの1つ。 それは「国道1号線」という標識を見たことです! Σ(゚Д゚) 私は就職するまでの間九州から出たことがなかったのですが、九州においては「国道3号線」とい…

財務省はきっと西日本豪雨を自分達の責任逃れに使う。

皆様お久しぶりです。 個人的な事情のため先週から九州に滞在しております。 と言いますか、当初予定ではもう既に帰ってきているはずだったのですが、西日本を襲った大豪雨のため九州を出られなくなってしまいました・・。 災害の渦中であり、被害が出続けて…

避けられぬ運命

偉そうなタイトルになってしまいましたが、母が他界しました。誰にも一度は訪れる運命ですね。さて、と言うわけでブログが一週間ほど更新滞ってしまいます。楽しみにしていらっしゃる方にはご迷惑おかけしますが、ご理解いただけると嬉しいですではでは、今…

現代に必要なのは「理解力のある、諦めの悪い馬鹿」だ。

昨日は「シュペングラーが書いた“西洋の没落”という本のレビューを、さらにレビューする」という投稿を行いました。 今回はその続きと言いますか、私なりにそこから学ぶべきことを書いてみたいと思います。 昨日の投稿で西洋の没落という本は、シュペングラ…

現在の世界の混乱を100年前に言い当てていた男

さて、今日の投稿は読書レビューです。レビューするのは 中野剛志著 「日本の没落」 です。 ただ、中野剛志氏が自ら冒頭で書いていますが、この本自体が昔書かれたある本についての解説書みたいな本になります。 その本というのは、1918年にオスヴァルト・シ…

もう一度言おう。必要なのは「働かせる方の改革」だ。

働き方改革は「ルールを変えて働く時間を短くすることにより、イノベーションを起こしやすくし、結果として生産性が上がる」という考え方が発想の根底にあるように思います。 ルールを変えることも大事ですが、生産性を向上させるためには設備投資、人的投資…

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