世界を救う読書

ビジネス書から文芸書までさまざまな本を通して世界の見方を考えるブログ

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ暴動。フランス革命の貴族の恨みがパリを焼く

しばらく前の投稿でも取り上げましたように、フランス全土・・・特にパリで反政権デモ「黄色いベスト運動」が展開されています。 毎週末に行われ11週連続になるそうですが、その辺りの律儀さ(?)がちょっと面白いなと思ったりしないでもないです(笑)。 さて、…

「嵐の活動休止」に見る"民主主義に必要なもの"とは?

先週の日曜日世間を騒がせたニュースが飛び込んで来ましたね。 そう、もはやジャニーズ事務所の顔と言ってもおかしくないアイドル・グループ「嵐」の活動休止発表です。 このニュースが流れた時は、私は丁度美容院に行っていてスマホが手元になかったので、…

「子連れ出勤」をなぜ政府が推進するのか?

先週私が住んでいる東海地方のとあるニュース番組で、「子連れ出勤制度」について取り上げられていました。 まだ小学校に上がっていないような子を会社に連れていき、子の面倒を見ながら職場で働く「子連れ出勤制度」。これを国が後押ししているということで…

厚労省の不正統計があっても「景気判断には影響ない」とかあり得ない。

さて先日から世間を騒がせております、厚生労働省の不正統計問題。 私はこの報道がされた時に当然、現在安倍内閣が考えている景気判断に修正が加わるものだと思っていました。もちろん「アベノミクスは失敗でした。」とか、そこまではいかないにしても「景気…

「国が個人をハッキングするのはOK!!」にする法改正

今朝このニュースを見て愕然としてしまったのですが、日本も中国に負けず劣らずの「監視社会」になりつつあるようです。 個人情報の流出やハッキングが度々騒動となる昨今、総務省が恐ろしい調査を行うことになりました。朝日新聞が2月1日に報じたところによ…

消費増税を「仕方ない」と思う前に知っておいて欲しいこと

さて、みなさん、消費税って10%に値上げして欲しいですか? 一介の民間企業に勤めるサラリーマンの私としては大反対です。困ります。 自分の小遣いも減りますしね!(笑) 家計をやりくりしている方であれば、当然反対派が多いのではないかと思います。 でも一…

なぜ「人生100年時代」というキャンペーンが展開されるのか?

去年からにわかに騒がれている「人生100年時代」という言葉。 私が最初にこの言葉を聞いた時に思ったのは 「嘘くさwww」 でした。 確かに日本人の健康寿命は伸びています。 厚生労働省が去年公表した報告では、介護を受けたり寝たきりになったりせず日常…

竹中平蔵を批判した学生は構造改革という自己満足の犠牲者だ

今日は本当は別の記事を書こうと思っていたのですが、このニュースを見て気が変わりました。 構造改革&規制緩和と言えば竹中平蔵。 竹中平蔵と言えば構造改革&規制緩和。 と言って良いほど、小泉政権時代そしてそれに連なる現在の安倍政権において、「構造改…

時差Bizって単なる時差出勤だよね?

東海地方に住んでいる田舎者の私は知らなかったのです。 東京では「時差Biz (ビズ)」なんてものがあるんですね。なんでも時差Bizとは 「深刻な通勤ラッシュの解消に向け、東京都が朝の出勤時間をずらすこと」 なんだそうです。 そして、その一昨年から始まっ…

フランスの暴動の原因はユーロの導入から始まっていた

さて、昨日告知しました通り(笑)、今日も引き続き「フランス・ネタ」です。 こちらが昨日の投稿ですが↓、ここでは次のようなことを書きました。 今世間を騒がせているフランスの「黄色ベスト運動」というデモへの対策として、マクロン政権が最低賃金の引き上…

フランスを苦しめるユーロという共通通貨

今もなお混乱の続くフランスの「黄色いベスト運動」ですが、マクロン大統領は抗議運動を受け、年金生活者向けの減税と最低賃金の引き上げを約束しました。 これで暴動が収まるとは思えませんが、収束の兆しは見えるかもしれません。もっとも問題の根幹がグロ…

厚生労働省の不正はなぜこのタイミングで発覚したのか

先日このブログでも取り上げましたが、厚生労働省の不正統計問題がえらいことになってます。 この時の投稿でも書いたのですが、今回の件を受けて厚労省が行った謝罪会見の中で、根本大臣が 「私が今まで報告を受けている限り、現段階で組織的隠蔽があったと…

「リニア新幹線」と漫画「スラムダンク」の意外な共通点

さて、2027年に開通が予定されているリニア新幹線。 これが開通しますと、現在1時間半以上掛かる「品川〜名古屋」間が40分弱で行けるようになります。「品川〜大阪」間がなんと67分で行けるようになるのです! 東海地方に住んでいる私としては、東京出張の時…

若者は結婚しないのではない。結婚できないのだ。

「草食男子」という言葉、ご存知ですか? ご存知ですよね(笑)。 もはや今の若者は草食系がスタンダードと言っても良いほどですが(知らんけどww)、初めてこの「草食男子」なるものが使われたのは、いつのことかご存知でしょうか? Wikipediaによると、コラム…

イギリスのEU離脱は、いつどこで道を間違えたか?

うーん、なんか軽口を叩くのがいけないことのように思えてくるほどイギリスの情勢が混迷していますね…。ぶっちゃけメイ首相は、EU離脱を決めた国民投票の時は残留派だった訳です。それがなんの因果か離脱交渉をしなければならない立場として首相に就任しまし…

経済学の経済予測は宝クジより当たらない

大学で経済学を専攻した私が言うのも変な話なんですが、私は割と本気で 経済学ほど無駄な学問はない と思っています(笑)。 そもそも基本的に経済学というのは科学ではありません。複雑な計算式を多用するので「経済学的な理論」というのが科学的な理論かのよ…

西洋の歴史に潜む”罪悪感”が「西洋の自死」を引き起こす

今回は前回に引き続き現在世界中で話題となっている、こちらの本のレビューの続きです。 ダグラス・マレー著「西洋の自死」。 前回のレビューはこちらです。 前回の記事で書いた内容をざっくり書いておきますと・・・ ヨーロッパでは文化のことなる移民(中東…

人種差別のレッテル貼りを恐れてレイプ事件も隠蔽する欧州

さて、今日から2019年も3週目に入ります。 そろそろ長い年末年始ボケが抜けてエンジンが掛かってくるタイミングかと思います。 それにしても今回は年末年始休みが長かった人が多いのではないでしょうか。私もご多分にもれず9連休のお休みを頂いたのですが、…

お金稼ぎは悪いことか?

先日とあるテレビ番組で、以前インサイダー取引で逮捕された村上何某が出演し、お金についての講義とやらをしておりました。 その中でとある男性が「なぜお金儲けは悪いことだと言われるのか?」という質問がありました。インサイダー取引で捕まった人にその…

厚労省の勤労統計不正は何が問題で、何が原因なのか

(2019年2月19日追記) この問題につきましては、別記事でも取り上げていますのでよろしければそちらもご覧くださいm(_ _)m www.kogarasumarublog.com www.kogarasumarublog.com www.kogarasumarublog.com さて・・・・既に世間でも大騒ぎになっておりますが、…

厚切りジェイソンの「移民受入批判」が全く的外れな理由

以前から不思議に思っているのですが、日本で「日本的だよね」という時って大体悪い意味で使いますよね。あれって何なんでしょうか(笑)。 これってある意味”日本的な”(笑)考え方で、他の国では絶対ないと思います。アメリカ人が「アメリカ的だ」とか、イギリ…

AI搭載した自動運転実現。無人建設機械が商用化でコマツがリアル”下町ロケット”に!

下町ロケットというドラマをご存知でしょうか? 以前爆発的な人気を誇ったドラマ「半沢直樹」の原作者、池井戸潤による「下町の中小企業が日本製ロケットという巨大プロジェクトの成功に向けて、”様々な悪の手先の卑劣な妨害を叩きのめしながら”(笑)、社員が…

なぜEUはイギリス離脱を止められない理由を説明しよう

ご存知の通り今年の3月29日にイギリスがEUから離脱します。 現在そのためのEUとイギリスの交渉の真っ最中なのですが、いまだにイギリスの離脱を思い留まらせようとする「イギリスのEU離脱ネガティブキャンペーン」が各国で行われているようです。 そんな中で…

働き方改革のデメリットは、あなたの将来をどん底に突き落とすこと

昨年は平成最後の大判振る舞いとばかりにあまりにも色々なことがあり過ぎました。 その中ですっかり忘れ去られてしまった感がありますが、私達の将来をどん底に突き落とす法案が昨年可決されたのを覚えてらっしゃいますでしょうか? それは昨年6月に可決され…

欧州でのディーゼル車規制がなりふり構わなくなってる件

さて皆さん 「RoHS(ローズ)」 「REACH(リーチ)」 とかいう言葉をご存知でしょうか? これらは欧州連合が欧州内に流通する商品に対して課している環境規制の通称です。 RoHSはテレビ、スマホ、イヤホンなどの電子機器に関しての規制。REACHはもっと広い製品…T…

トランプ大統領の誕生を防げなかったリベラル派の総括

・・・という訳で、前回書ききれなかった読書レビューの続きとなります(笑)。 アメリカの政治経済学者マーク・リラ著「リベラル再生宣言」です。 ※レビュー前半はこちら↓ この著者マーク・リラの主張の興味深いところは、20世紀初頭からのアメリカの一世紀の…

「保守派とリベラル派」の意味は日米では逆になるって知ってた?

すみません。いきなりですが、謝罪から入ります(笑)。 今日はとある本の読書レビューを投稿しようとしていたのですが、「レビュー前段階の説明」で既に相当長くなってしまったので、急遽今回と次回の2回に分けます! (笑) そんなことになるとは知らず、呑気…

円高/株安の混乱。自由貿易のデメリットに引きずり込まれる日本

さて、既にニュースでも取り沙汰されていますが、3日序盤の為替取引で日本円が急伸し、対ドルで一時104円台後半にまで円高が進みました(その後108円台まで回復した模様)。 直接の原因はiPhoneで有名なアメリカのApple社の業績が下方修正されたことによる…

「YOU は何しに日本へ」と移民受入の闇

みなさん、「Youは何しに日本へ?」という番組をご存知でしょうか? お笑いコンビのバナナマンが司会を務める、テレビ東京系列で放送されているバラエティ番組です。番組スタッフが国際空港へ出かけ、そこで面白そうな(=ネタを引き出せそうな)外国人に「Youは…

アクセス数が月1万超えたお礼と今年の抱負

1日遅れましたが、みなさん明けましておめでとうございますm(_ _)m いよいよ平成最後の年となる「平成31年」がスタートしました。 「改元」が行われる年に立ち会えることは人生でもそうそうありません。まだ新年号は決まっていませんが、将来に希望を持てる…

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