世界を救う読書

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「分ければ、分かる」。超我流 “追い込まれた時の問題解決法”

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みなさん自動車の運転免許持ってますか?

運転免許を取るために教習所へ行ったことがある人なら分かると思いますが、大体通い始めた最初の頃に、自動車を運転するための適性検査みたいな物があります。

そこで言われたことが今だにトラウマのように私の記憶にこびりついています。

 

それは

 

「あなたはパニックになりやすい」

 

です。

なんかその後「だから運転する時は慎重に」みたいな注意事項をいくつか言われましたが、「パニックになりやすい」と断定されたショックが大きすぎて全然覚えてません(笑)。

 

その時は「馬鹿野郎! ふざけんな! “The 冷静な男”の俺になんてことを・・・!」と思いました。

 

・・・が、今にして思うと結構当たってます・・・(-_-;)

パニックという程ではないのですが、次々にいろんなことがやってくるとバタバタと慌ててしまいます。

 

サラリーマンとしては、それは弱点に近いポイントになりますので、私なりに色んな方法を試しました。

 

で、その中で一番自分のためになっているなと思うのが、今回のタイトルの言葉。

 

「分かるとは、分けるということ」

 

です。

 

うーん、多分これだけだと良く分からないですよね。

 

今回は私のように追い込まれた時に慌てやすい人に向けて、この言葉を元に私が実践している“追い込まれた時の対処法”みたいなものを書いてみようかと思います。

 

まず、私が何かトラブルに巻き込まれ、追い込まれた時の対処法の一つは以前書いた「まず笑う」ということ。

 

 

 

最初にやるのがこれです。

しかし、冷静になるのは問題解決の第一歩。

その次に必要になるのは「いかに対処するか?」です。

 

こういう時によく言われるのは「優先順位をつけろ」とか「状況を分析しろ」というものです。

 

が、私はいつも思うのです。

 

「どうやって優先順位をつけたら良いか分からないから困ってるんだわ」

 

と(笑)。

優先順位がつけられる人はそもそも慌てないんですよ、という(笑)。

 

そこで私がやっているのが、

 

「今の目の前にある物事を要素ごとに切り分ける」

 

ということです。


複雑な問題をそのまま解決しようとしても、「どうしよう〜」と慌てるだけで解決の糸口が見えません。

なので、自分が理解できるレベルまで細かく分けていく、ということです。

 

ただ、「切り分けろと言っても、具体的にどう分ければ良いのか分からんのだわ」という方もいらっしゃると思います。

 正直な話、その分け方は人によって異なります。社会的立場も、価値観も違いますので、その人なりの分け方というのがあるのです。

 

ですので、あくまで参考ということで私がどのように物事を切り分けているかを書いてみたいと思います。

 

まず最初に私がやる切り分け方。

これほぼ固定なんですが、それは

 

「このトラブルや選択ミスで誰か死ぬか? Yes or No?」

 

です。

 

仕事によってはYesの方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らく世の中の99%はNoだと思います。犯罪とかは別ですよ・・・。

 

これが「NO」だとすれば、大体のことは仮に失敗したとしても自分が死ぬ気で謝れば最終なんとかなります。

命まで取られることはありません。

自分の選択で失敗しようが、誰も死なないなら世の中全体でみれば大したことないんですよ。

「だって、誰も死なないじゃん。」

そこまでぶっちゃけちゃいましょう。

 

それだけ割り切ってしまえば、実はあとは大したことありません。

私がやっている切り分け方で言えば、例えば


 

・問題の出処はどこか? 誰が言っているのか?

問題の解決方法はその出処によって変わります。

相手によっては「無視する」という選択肢もあり得ます。

 

・時間制限はいつまでか?

当然時間に余裕があるほど、対処法の選択肢も増えます。

時間がないときには、やれることの内で最も早くやれる方策を選ぶ。

70点でも良い。60点でも良い。10点でも良いんです。

マイナスになりさえしなければ、やらないよりは一つでもアクションを起こした方が良いです。

 

・問題の案件について自分ができる事が何かあるのか?

できる事があるなら、片っ端から書き出す。

優先順位なんて後で良いんです。とりあえず目に見える形で書き出しましょう。


・問題を担当するのに一番適切なのは誰か?

自分がやれるならそれで良いです。

もっと上手くやれる人がいれば、頭を下げて頼み込んででもその人にやってもらいましょう。

そういう頭の切り替えをすることも大事です。


 

・最終目的は何か?

これは「自分にとっての最終目的」です。

例えばトラブルなら相手の怒りを鎮めることが目的ことが多いと思いますが、もしかしたら「それを“◯◯さんが怒ってる”ことを利用して、社内での滞りがちな改革案を強行する」とかいうこともあり得るでしょう。

 

などなど、挙げらればキリがありませんが、いずれにせよ

 

眼の前にある物事を細かく切り分けることで、全体像を見渡せるようにする

 

ということです。

 

複雑なものを複雑なまま対処でこる人はほとんどいません。

ですが、一旦切り分けてさえしまえば、どうすれば良いのかは誰でも自然と分かってきます。

少なくとも「この選択肢はあり得ないな」ということはわかります。

 

「分ければ、分かる」

 

単純なことですが、案外便利でいろんなシチュエーションで応用が効く方法です。

もし、私のようにトラブルに遭遇するとパニックになりやすいとか、優先順位の付け方が分からないとか、そういうことで悩んでいる方がいれば一度試してみてはいかがでしょうか?

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆

 

 

 

 

 

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