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震災の日に考えた小学生の3割弱が公衆電話を知らないという事実

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昨日はあの東日本大震災から8年目ということで、さまざまなメディアでこれまでの軌跡を振り返ったり、被災地の現状を報じたりする特集が組まれていました。東日本大震災は当時の私達にとってまさに想像を絶する大災害でしたが、これと同じ規模あるいはそれ以上の規模の被害をもたらすという震災が起こる可能性が日本のあらゆる所にあります。

日本にいる以上はそのような災害から逃れることはできない。

であれば、そのような非常事態のためにできる対策は可能な限りやっておくことが賢明でしょう。

 

さて、そのような災害時に一番大事なのは生命を守ることですが、生命が助かった後に大事になるのが家族などと連絡を取れるような方策をとっておくことです。その一つがやはり電話。中でも災害時といえば公衆電話でしょう。

 

小学生の77%が公衆電話を使ったことがなく、27.3%はそもそも公衆電話の存在を知らない

ところが、なんとNTT東日本が行った調査によると

 

「被災時に家族や知人に連絡を取ろうと思った際「電話(携帯電話やスマートフォンを含む)」「メール」「インターネット(LINEやSNSを含む)」以外で想起された連絡手段について、「わからない・諦める」「直接会いに行く」という回答が合計64.8%に上った。その一方で「公衆電話」と回答したのは12.8%にとどまったとしている。

 小学生においては、77%が公衆電話を使ったことがなく、27.3%はそもそも公衆電話の存在を知らないとしている。」

 

なんだそうです。

小学生の77%が公衆電話を使ったことがない・・・・うーん、これはまだ理解できる。

でも、「そもそも公衆電話の存在を知らない」が3割弱もいるとは驚きです・・・。

公衆電話の数は全盛期の6分の1にまで激減

昔は駅や商業施設、道路などあらゆる所に公衆電話があったものですが、スマホ全盛期の昨今、公衆電話を見つけるのが難しくなっています。車に乗っている身からすると「スマホを家に忘れた時に事故に遭ったらどうしよう・・・」とちょっと不安になるくらいです。

皆さんも「今いる場所から一番近い公衆電話ってどこ?」と聞かれたら、すぐ答えられますか? 多分無理ですよねww

 

それもそのはずNTT東日本によると、1984年度には全国に93万台設置されて公衆電話が、2017年度は16万台と約6分の1にまで激減しています。そりゃ、公衆電話見つからんわww

 

ただ、少し前にSoftbankのスマホがネットワーク障害によってインターネットに繋がらなくなり、大騒ぎになったことは記憶に新しいところですが、スマホのような無線回線はやはり災害人などの非常事態には非常に脆弱です。その点公衆電話のような有線はやはり強い。

また、公衆電話は、災害等の際にも携帯電話やスマホと違って混戦による規制が行われないので、優先的に使用することができることも強みです。

 

公衆電話は500mから1km四方に一台は設置されているようですので、気付いていないだけで案外近くにあるかもしれません。NTTのホームページでは設置場所の情報が掲載されていますので、自分の生活圏のどこにあるのかは一度確認しておくと良いかもしれません。

 

ちなみに、子どもたちの「公衆電話離れ」を危惧して、NTT東日本はこんなホームページを作っています。小学生などの小さいお子さんがいる方は、この大震災の日を気に一度子どもと一緒にこのような情報を共有してみるのも良いのではないでしょうか?

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆

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