世界を救う読書

ビジネス書から文芸書までさまざまな本を通して世界の見方を考えるブログ

池袋暴走事件のもみ消しに加担する、マスメディアの腰抜け具合

f:id:Kogarasumaru:20190424230038j:plain


私はあまりこういう事件には反応しないようにしているのですが、流石に頭に来たので今日は投稿します。

言わずもがな、世間で騒がれている池袋で元通産省官僚が10人を死傷させた事件についてです。

この暴走者の運転手は暴走車のドライバーは、公益財団法人評議員会議長であり、旧通産省工業技術院の飯塚幸三(87歳)。骨折で入院中のため逮捕されずに任意で事情を聞かれているそうですが、何とこれだけの事故を引き起こしておきながら

 

警視庁が退院後も「逮捕しない」と発表したそうです。

 

しかも、この男、事故直後に救急車も呼ばずに息子に電話して次のような指示をしたとのこと。
  
自宅電話番号変更
フェイスブックアカウント削除
ツイッターアカウント削除
ストリートビューの自宅にモザイク
ウィキペディア編集ページをロック
経済産業省の勲章贈呈ページ削除

 

いやぁ、凄いですね。普通事故を起こすとテンパって頭が回らないはずですが、さすが元官僚! と言ったところでしょうか。

 

マスコミの腰抜け具合がひどすぎる

当然私はこの人物に激しい憤りを覚えていますが、

それと同じくらい憤っているのが、日本のマスコミの腰抜け具合です。

 

まだ事件から1週間も経っていないにも関わらず、もうすでに論点が「高齢者ドライバーの免許返納」にスライドされています。

芸能人や議員が不倫しただのどうでも良い話ではしつこく追い回すくせに、これほどの大事故でありながら相手が通産省の元官僚、公益財団法人評議員会議長、農機大手クボタの副社長という肩書がつくと、さっさと争点を「一般高齢者ドライバーの問題」にすり替えて、事件のもみ消しに加担する。

 

もちろんその議論も必要かとは思いますが、まだ早いんじゃないでしょうか?

今回の案件ではそれよりもこの犯人のもみ消し行為と、逮捕すらされないという異例の事態の方が圧倒的に問題だと思いませんか?

ネットでどれだけ炎上しようがそのような国家権力の腐敗を改めさせることはできません。日本が民主主義という政治体制をとっている以上、最終的には当然「選挙」によってそれを改めさせるしかありません。しかし、そこに至るまでの世論を盛り上げるというか世間の人々が考え、判断するための材料を提供するために、国家権力厳しい追求を果たすことにこそ、マスコミの存在意義があるのではないでしょうか?

 

かつてはマスメディアは権力の監視装置だとか言われたものですが、こんな腰抜けマスメディアに権力を監視できるわけがありません。所詮彼らもサラリーマン。上から目をつけられるようなことはできないのでしょう。

それはそれで構わないのですが、だったらサッサと辞めてしまえ! と思うのは私だけでしょうか。

 

以前京都大学教授の藤井聡氏が平成の時代を表すのに

 

「今だけ、金だけ、自分だけ」

 

と仰っていましたが、本当に平成という時代は「今だけ、金だけ、自分だけ」しか考えない“人間としての責任感や正義感”を捨て去った人間が激増した時代だったな、と思います。

 

今回はちょっと短かったかな?

でも怒りモードの私の投稿に付き合って頂きありがとうございました😆

このサイトについて プライバシーポリシー
Copyright ©2020 Sekadoku (世界を救う読書管理人)