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過去最高記録の税収60兆円! その内10兆円はドブに捨てられている。

2018年度の税収が過去最高の60兆円超え!

 

だそうです。

いやー、ビックリですね。

国民生活では、一世帯あたり平均所得がピーク時(1994年)の664万円から100万円も減少しているにも関わらず、政府の収入は過去最高!

一体この国はどうなってるんでしょうか? (笑)

 

 

 

 

「国民生活よりも政府の税収の方が大事。」

是非、次の参院選では自民党はこのようなスローガンで戦ってほしいものです。

 

本当はここで「税金とはそもそも何のためにあるのか?」という点を考えてみたいのですが、ちょっと今日は時間の都合上それができませんww

それは次回に回すとして、ひとつこの税収について面白い話題を今日は取り上げます。

 

今回60兆円を超えた日本の税収ですが、安倍政権発足時の2012年度には42兆円でした。

つまりこの6年間で安倍政権は税収を18兆円も増やしたことになります。ちなみに昨年の増収は17兆円でしたので、この1年でさらに1兆円も増収したのです。

民間企業であれば素晴らしい業績アップです。

ですが、これはあくまで政府の話。

政府の税収とは当然国民から徴収したものですので、このデフレ不況で実質賃金が低下する中で、安倍政権になってから40%も国民からの税金を増やしたことになります。

 

恐るべし! 安倍政権!!

そしてその使い道はというと、昨年の59兆円ベースではその内10兆円を日本政府の借金返済に使っています。

もしかしたら「10兆円も借金が減ったのなら良いのか・・・」と思う人もいるかもしれませんが、残念ながら大間違いです。

なぜなら日本政府は例の“異次元金融緩和”によって、実質的に350兆円も借金を減らしているのです。

政府の「金融政策」で350兆円も借金を減らせるのに、生活にあえぐ国民から59兆円も取り上げておいて、10兆円返しただけ。

まさに焼け石に水!

そんなことに使うのであれば、10兆円分の補正予算を組んで景気にテコ入れした方が、国民の生活にははるかに意味があるでしょう。

 

借金返済というのは社会に何もプラスになりませんから、まさに10兆円ものお金をドブに捨て続けているのと同じことです。

 

政府の裁量で誰にも迷惑をかけることなく350兆円も借金を帳消しにできるのに、たった10兆円程度の借金帳消しのために、国民の貧困化を加速させた安倍政権。

しかも驚くべきことに

 

「今年度の税収については、消費税率10%への引き上げを前提に昨年度からさらに増えて62兆4000億円余りになる」などと、民間企業のような「売上アップ目標」

 

を掲げているのです。

言うまでもなく、その売上は国民から徴収される税金です。

 

これぞ「狂気の沙汰」としか言いようがありません。

普通の国だったら確実にクーデターが起こってますよ。

みなさん、これは怒って良いんですよ!

怒ることはみっともないことでも何でもない。

むしろここで怒らなければ、それこそ私達の将来世代に大きな禍根を残すことになるのです。

 

そして、確実に将来世代からこう言われるでしょう。

 

昭和・平成時代の奴らが馬鹿ばっかりだったから、日本は発展途上国に堕ちたんだ!

 

と。

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆

 

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